FC2ブログ
BLゲーム『鬼畜眼鏡』の須原秋紀をメインとしたブログサイトです。 ゲームの性質上18歳未満の方、ゲームの内容をご存知でない方の観覧はご遠慮願います。 気分を害されても一切責任は取れません。
http://tidemoonshadow.blog24.fc2.com/
スポンサーサイト
-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

 web拍手
別窓 | スポンサー広告  
夏祭りの夜
2009-07-20 Mon 19:59

BLゲーム『鬼畜眼鏡』の二次創作です。
ゲームの性質上、18歳未満の方の観覧、ゲームの内容をご存知でない方の観覧はご遠慮願います。


海の日ということで、私なりの夏の王道を形にしてみました!ぐちゃぐちゃになってしまいました!!





「秋紀ただいま。」
「おかえりなさい克……」
「…フフ」
「キャーーー!!!克哉さん!!カッコイイ!!!」
そうだろうそうだろう、と得意顔の克哉に抱きついて秋紀は大袈裟に喜びを表現した。
「うわーっ!!克哉さん本当にカッコイイ!!僕惚れ直しちゃったvvv」
「今日は夏祭りに行く約束だったからな。それっぽくしてみた。」
そう、克哉は浴衣を着ていたのだ。長身に群青色の浴衣が映えて、思わず目を惹く姿に秋紀は夢中だ。
ドキドキと高鳴る心臓を押し当てて、いつもに増してかっこよく見える恋人に甘えている。
克哉も克哉でそんな秋紀を抱き寄せて、ラブラブ状態を二人で展開しているわけだが…
「コホンッ。お取り込み中悪いんだが、そろそろいいか。」
一つ咳をしてそんな二人の世界を中断した男。
「あれ?お客様?」
「ああそうだ。秋紀の分も浴衣を用意してある。着付けてもらうために呼んだんだ。」
「用意したのは私だが??」
イライラと克哉に向けていた視線をフッと柔らかいものに変えて秋紀の方に送る。
「初めまして。佐伯の上司の御堂孝典だ。よろしく。」
「はっはじめまして!須原秋紀です!克哉さんがいつもお世話になってます!!」
「フフッ可愛い子じゃないか。」
「だからそう言ってるだろ。」
「秋紀くんでいいかな?じゃあ着替えようか。佐伯、外。」
「……」
「早く、外へ行け。」
「ぶつぶつ…」
「何を言ってる。さっさとしないか。」
「秋紀に変なことをしたら赦さないからな!」
「するかバカ!!私には列記とした恋人が居るんだ。」
「秋紀何かされたらすぐ逃げるんだぞ!」
「佐伯!!」



ようやく克哉を追い出して初顔合わせとなる二人が残った。秋紀は緊張している。
「御堂…さん?よろしくお願いします!」
「ああ、よろしく。うん、佐伯から聞いたイメージで選んできたのだが、無難な配色にしてよかった。似合いそうだ。」
御堂が用意したのはエンジ色の浴衣で、大き目の格子柄の上にトンボが飛ぶデザインのものだった。
可愛らしく秋紀によく似合いそうだ。
「じゃあまずこれを着て。」
「はっはい!」
秋紀はというと人前で着替えるのが恥ずかしいらしく少しモジモジしている。
「ここを持って。よし。」
「ひゃあ!?」
「ああ、すまない。」
浴衣の間に手を入れて着付けるので、いきなり肌に触れられてビックリしたらしい。
あまりに可愛らしい反応なので、御堂は思わず笑ってしまう。
「クスクス。着付けの仕方を覚えておくといい。この浴衣は君へプレゼントしよう。」
「ええっ!?でも、そんな貰えません!」
「気にしなくていい。いつも佐伯のメンタル面をサポートしてくれているお礼だ。あいつの相手は大変だろう?仕事中でも本当に気分屋で手を焼いているんだ。」
「そんなことない…です。克哉さん優しいから。」
「優しい!?あの佐伯が!?あっははは…これは面白い。」
「?」
「いや、とにかくこれは私からのプレゼントだ。受け取ってくれ。たまに着てやれば佐伯も喜ぶ。」
「そう…かなあ。…ありがとう御堂さん。」

御堂は手早く秋紀を着付けさせ、満足そうに秋紀に告げた。
「とてもよく似合う。これは佐伯も驚くぞ。」
「本当?克哉さん、喜んでくれるかなあ…」
「ああきっと。鏡を見てみるといい。」
秋紀は鏡の前に立って自分の姿を目に映す。
「わあっ!!」
「どうした秋紀!!!御堂に何かされ…」
途端に部屋へ入ってきた克哉は一瞬で目を奪われる。
「克哉さん!どう…?」
少し恥ずかしそうに秋紀は克哉の前でくるくると回って見せた。
「秋紀…すごくイイ……」
「本当!?」
ぱあっと輝くような笑顔で秋紀が嬉しそうに笑う。
克哉はそんな秋紀を見つめたまま、思わずぼぅっと見惚れてしまっている。
そんな二人だけの甘い世界は、御堂が思わず吹き出したことで再び中断された。
普段の仕事の鬼のような克哉からは想像できない様子に可笑しさが堪えられなくなったのだ。
「御堂さん本当にありがとう!!克哉さん喜んでくれた!!」
心底嬉しそうに、御堂の手をぎゅっと握って秋紀が言う。
「ああ。どういたしまして。」
思わず御堂もにっこりと微笑み返す。と同時に手に物凄く痛い視線をひしひしと感じる。
明ら様にムスッとした克哉はすばやく秋紀を取り返すと顔を強張らせながら告げた。
「流石御堂さんだな。秋紀の可愛らしさが引き立つデザインだ。礼を言う。」
「全く礼を言っている顔ではないのだが??」
「フンッ」
「私も約束があるのでこれで失礼しよう。では秋紀くん、今日は楽しんでくるといい。」
「はい!」



外はすっかり暗くなって、屋台の明かりが人々を照らしている。
「うわーっ屋台いっぱい!」
「秋紀、ほら、はぐれるぞ。」
「あっ…うん!」
思わずドキッとしながら、スッと克哉から差し伸べられた手を掴む。
繋がれた手のひらがあったかくて、秋紀は体ごと克哉に包まれているような、心がぽぅっと暖かくなるような気持ちになった。
「秋紀、何が食べたい?」
「う~んと…りんご飴でしょ、いちご飴でしょ、ぶどう飴でしょ…」
「飴ばっかりだな。」
「あと、チョコバナナ!!」
「それはダメ!!」


ぎゅっと繋がれた手をさらに握り返して、二人寄り添って歩く。
この手を絶対に離さないと思った。
そんな夏祭りの夜。





読んでくださってありがとうございました!!
スポンサーサイト

 web拍手
別窓 | 短編 | コメント:1 | トラックバック:0 
<<夏祭りの夜 SIDE M | 月夜のお散歩 | どこでもめがね!>>
この記事のコメント
no.37:
一番気に入っているセリフは「佐伯、外。」です。
わかりました。登場人物3人以上で一人称表現は私には無理でした。
なんで第三者視点にしてみたんですけど…いつものごとくただの説明文になっててすみません。
うまく文章表現できるようになりたーい!!
ということで夏祭り。また御堂さん贔屓?ww
秋紀の口調に大変悩みました。結局適当になってます;
みどあきにするときは、タメ口ときどき敬語って感じなんですが
今回は、敬語ときどきタメ口っぽくしてみました。克哉さんの上司だからね!
お祭で手繋ぐとか、萌w
2009-07-20 Mon 20:01 | URL | 伊緒 #-[ 内容変更]
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
| 月夜のお散歩 |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。