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BLゲーム『鬼畜眼鏡』の須原秋紀をメインとしたブログサイトです。 ゲームの性質上18歳未満の方、ゲームの内容をご存知でない方の観覧はご遠慮願います。 気分を害されても一切責任は取れません。
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再会の日
2009-07-07 Tue 00:33

BLゲーム『鬼畜眼鏡』の二次創作です。
ゲームの性質上、18歳未満の方の観覧、ゲームの内容をご存知でない方の観覧はご遠慮願います。


♦無印ゲーム。全ルート想定。七夕の日。




七月七日。くもりのち……?。
今日もあなたは来ない。


相変わらず僕はあの人を待っていた。
いい加減諦めろ。来るわけがない。周りはそうやって僕に言い続けたけど僕は諦めたくなかった。
ううん、あの人のことが少しも頭から離れなくて、諦めることなんてできなかった。
街を捜して歩いて、クラブでひたすら待つ、それがいつものルートだ。

今日は七夕だ。なのに生憎のくもり空。
今日は晴れて欲しかった。
星空が見えたら、そうしたらなんだか僕もあの人に会える気がして。
雲の厚い空を見上げながら彼の姿を捜して歩く。
最近じゃ七夕飾りも見なくなったな、なんて思いながら今日も収穫は無いままクラブへのコースに入っていた。
もしも短冊があったなら、僕は克哉さんに会えますようにって書くよ。
馬鹿みたいって笑う?
でもね、僕の願いはそれだけなんだ。
会いたい。ただそれだけ…

***~~~☆***~~~☆***

僕は真っ暗闇の世界でキラキラと輝く川の真ん中に立っている。
暗闇の世界で僕の心臓だけが真っ赤に輝いて辺りを照らす。
あっ…
川の上流の岸で向かい合うように光り輝く姿が見えた。織り姫と彦星。ようやく会えたんだね。
キラキラ眩しい光の流れの中で、そんな二人の様子を羨ましく見つめる。
幸せそうな二人…
背が高くて少し乱暴者なあなたは、僕を避けるように姿を消してしまう。
さっきまでここにいたはずなのに、僕の腕を擦り抜ける様にあなたはいなくなってしまう。
決してあなたには会えない。天が定めた残酷な掟…

悲しくて悲しくて僕は涙を零す。
零した涙はキラキラと輝いて星になり天の川を流れていく。
こんなに悲しいのに、僕の心臓は赤く燃え盛るばかりでまるで光を失うことを知らない。
あなたがこの手を引いてくれなくては、僕はやがて自分の流した涙で溺れてしまうだろう。
それでも僕はこの場所に立って、あなたに会えるその時を待ち続けるんだ…

***☆~~~***☆~~~***

ふわっと肩に優しく重みがかかって、意識がゆっくりとそちらに向く。
誰かがそっと涙で濡れた頬をなぞった。
ん……

「せっかく会いに来てやったのに、おまえはそんな態度なのか?」
「!?」

ビックリして僕は跳び起きた。だって聞き間違えるはずない。ずっと待ち続けた人の声。

「克哉さんっ!?」

まさか!本当に?
まだ僕は夢を見てるんだろうか?

「他に誰に見える?」
「克哉さんっ!!」

堪らず抱きついた。夢じゃない。
パサリと克哉さんがかけてくれた上着が落ちてしまったのも構わずに、腕の力いっぱいに抱きしめる。
僕ずっとあなたを待ってたんだよ!
毎日毎日捜し回ったんだよ!
こんなにこんなに会いたかった!!
もう離したくなくて…。

「ほら、さっさと行くぞ。」
「あっ待って!」

克哉さんが店を出ていこうとするので、僕はもう離れないように慌ててくっついていく。

「あっ…」

店を出ると厚い雲は消えていて、夜空にはキラキラと小さく星が見えていた。
都会のど真ん中じゃ天の川は見えないけど、二つの星はちゃんと輝いていて僕はほっとした。
二人もちゃんと会えたんだね。


心に描いた短冊の願いを、星たちが叶えてくれたみたい…





ご観覧いただきありがとうございました。
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この記事のコメント
no.36:
七夕は願い続けた人に会える日だよアキちゃん!!!(T-T)
僕たちはまるで織り姫と彦星みたい…っていうのを表現してみました。
このお話はきちめがのどのルートにも当て嵌まる場面を想定して書きました。
他のルートに入っても二度と会えなくても克哉さんを思い続けてるアキ。知らないままより余計残酷ですよね。
他の誰かを想っていても、この日だけはどうかアキちゃんに会いに来てほしい…という私の願望も含まれてます。

夢の中のシーンは七夕を題材にするにあたって、星空の様子を検索したんですよ。
そしたら、夏の大三角の下、まさに天の川のど真ん中にさそり座ってあるんですね!!
そうです、さそりをさそり座のアキちゃんに当て嵌めて書きました!真っ赤に輝く心臓はさそり座の恒星アンタレスです。
そこで、さそり座の神話をヒントにしました。ご存知ですか?
暴れ者のオリオンをやっつけるために神はさそりを送り込んだ。
さそりの毒により倒されてしまったオリオンは天に昇り星座になった今でもさそりを恐れ、さそり座が見える季節になると逃げるように見えなくなる。
ふたつの星座は決して同じ天球に並ぶことはない、というお話です。
これ、もしさそりがオリオンに恋してたらめちゃめちゃ切ないな…と。
乱暴者のオリオンは長身で美男子という話もありますので、克哉さんにピッタリです!!
という裏話でした。満足!

2009-07-07 Tue 00:37 | URL | 伊緒 #-[ 内容変更]
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